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シンポジウム開催のお知らせ(締切延長いたしました:12月20日)
テーマ「災害への危機管理と非常用発電・電力備蓄技術の動向」
2011年3月11日の東北関東大震災は,日本人にエネルギーの重要性を再認識させました.毎日潤沢に供給されていたエネルギーが突然止まってしまった衝撃・不便さは,会員諸氏の記憶に新しいことと思います.本シンポジウムは,このような背景を踏まえ,災害時のエネルギー(特に、電力)に対する危機管理をテーマとして企画されました.本シンポジウムが災害に対する危機管理を見直す契機となっていただければ幸いです.
1.日時: 2011年12月22日(木)14:00-17:00
2.場所: 東京理科大学 九段校舎KS701教室
地下鉄九段下駅下車徒歩1分,靖国神社正面,http://www.tus.ac.jp/info/campus/kagurazaka.html
3.内容:
(1)14:00-14:45 「災害とエネルギーの危機管理」
平塚 三好 氏(東京理科大学)
災害に備える事業継続(BCP,BCM)の基礎について解説し,社会インフラ、企業や工場、家庭における非常時の電力確保等に関する危機管理について,今回の東日本大震災の事例を交えながら考察する.
(2)14:45-15:30 「非常用GT発電設備の役割と現状」
倉橋 浩 氏(川崎重工業(株))
以下の各テーマについて紹介する.①非常用GT発電設備とは(消防法で設置義務付け,ブラックアウト40秒スタート,始動信頼性が最重要,低コスト・小スペース対応),②最近の動向(インターネット・データ・センタ向けの大型複数台化),③稼働実例(停電,震災時の稼働事例紹介:東北大地震、首都圏大停電、阪神淡路大震災等),④電力不足対策に向けた顧客の要望(デュアル燃料方式による長時間運転)
(3)15:30-16:15 「低炭素社会実現に向けた電池電力貯蔵技術への期待」
池谷 知彦 氏(電力中央研究所)
東日本大震災後,電力供給の見直しが注目される中、地球温暖化問題への対応も重要である.不安定な電源である太陽光・風力発電や,ガスコジェネなど分散型電源の活用が期待される.既存の安定した火力発電,原子力発電と分散型電源と組み合わせて,需給バランスを取るのに蓄電技術が不可欠である.電池電力貯蔵技術への期待と課題を紹介する.
(4)16:15-16:25 休憩
(5)16:25-17:00 総合討論
4.定員: 50名
5.参加費: 会員3,000円,非会員5,000円,学生1,000円
6.申込方法: E-mailまたはファックスにて,お名前,ご所属,会員区別,E-mailアドレスを明記の上,12月20日(火)(締切延長いたしました)までに日本ガスタービン学会事務局までご連絡ください.
公益社団法人日本ガスタービン学会 事務局
E-mail:gtsj-office@gtsj.org,Fax:03-3365-0387