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第46回ガスタ-ビンセミナー(場所:首都大学東京 南大沢キャン...
第46回ガスタ-ビンセミナーのお知らせ
「ガスタービンおよびエネルギー関連技術の最新動向」をテーマとして,第46回ガスタービンセミナーを下記の通り開催致します。
学会の会員,非会員を問わず,皆様のご参加をお待ちしております。
1.日時:2018年1月25日(木)10:00~16:25(受付開始 09:30)
1月26日(金)09:50~17:15
2.場所:首都大学東京 南大沢キャンパス
12号館 201講義室(25日)および国際交流会館 大会議室(26日)
(講義室は変更の可能性がございます。最新の情報は本ホームページでご確認下さい。)
〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1
地図についてはこちらのホームページ(リンク先は首都大学東京のウェブサイト)をご覧下さい。
*京王線相模原線「南大沢」駅改札口から徒歩約5分
3.主催:公益社団法人 日本ガスタービン学会
4.協賛:エネルギー・資源学会,可視化情報学会,火力原子力発電技術協会,計測自動制御学会,自動車技術会,
コージェネレーション・エネルギー高度利用センター,スマートプロセス学会,ターボ機械協会,電気学会,
日本液体微粒化学会,日本エネルギー学会,日本ガス協会,日本機械学会,日本金属学会,
日本航空宇宙学会,日本航空技術協会,日本材料学会,日本セラミックス協会,日本鉄鋼協会,
日本伝熱学会,日本トライボロジー学会,日本内燃機関連合会,日本内燃力発電設備協会,日本燃焼学会,
日本非破壊検査協会,日本品質管理学会,日本複合材料学会,日本マリンエンジニアリング学会,
日本溶射学会,日本流体力学会,腐食防食学会,溶接学会
5.セミナープログラム:
テーマ「ガスタービンおよびエネルギー関連技術の最新動向」
第1日目【1月25日(木)】※講義時間には質疑応答の時間を含む
「セッションⅠ:地球温暖化対策の最新技術動向」
(1)10:00-11:00CCUSプロジェクトの紹介
東芝エネルギーシステムズ(株) 長野 敬太 氏
(2)11:00-12:00産総研 福島再生可能エネルギー研究所が取り組む水素キャリアの研究開発
(国研)産業技術総合研究所 古谷 博秀 氏
「セッションⅡ:発電用ガスタービンの最新技術動向」
(3)13:10-14:10シーメンスガスタービンの最新技術動向
シーメンス(株) 大築 康彦 氏
(4)14:10-15:101700℃級超高温ガスタービンの要素技術の開発
三菱重工業(株) 石坂 浩一 氏
(5)15:25-16:25GEガスタービンの開発動向
GE Power 藤本 治貴 氏
第2日目【1月26日(金)】
「セッションⅢ:航空用エンジンの最新技術動向」
(6)09:50-10:50航空用ガスタービンにおけるマルチフィジックスCFDシミュレーションの研究動向
東京理科大学 山本 誠 氏
(7)10:50-11:50次世代ジェットエンジンに適用するグリーンエンジン技術の研究開発
(国研)宇宙航空研究開発機構 田口 秀之 氏
(8)13:00-14:00HF120ターボファンエンジン開発における高空特性検証
(株)本田技術研究所 池田 法史 氏
(9)14:00-15:00航空エンジン部品に適用される革新的生産技術・材料技術 -川崎重工の事例を中心に-
川崎重工業(株) 井頭 賢一郎 氏
(10)15:15-16:15航空機エンジン寿命管理部品の設計技術の開発
(株)IHI 中村 寛 氏
(11)16:15-17:15エアラインにおけるエンジン不具合防止の取り組み
(株)JALエンジニアリング 多田 暁 氏
6.セミナーの内容:
(1)「CCUSプロジェクトの紹介」
(東芝エネルギーシステムズ(株) 長野 敬太 氏)
地球温暖化対策は世界的な課題であり,発電の分野において,高効率化によりCO2排出を低減する技術開発が進められている。しかしながら,CO2の更なる削減あるいは根本的な削減を図るためには,回収したCO2を利用または貯留するCCUS(CO2 Capture and Utilization/Storage)技術の適用が必要となる。本講演では,当社のCO2分離回収技術の紹介と併せて,環境調和を目指して取り組むCCUSプロジェクトについて紹介する。
(2)「産総研 福島再生可能エネルギー研究所が取り組む水素キャリアの研究開発」
((国研)産業技術総合研究所 古谷 博秀 氏)
産総研は最先端の再生可能エネルギー関連の研究開発および被災三県における再生可能エネルギーの産業集積による復興を目的に,福島再生可能エネルギー研究所(FREA)を設立した。FREAでは,再生可能エネルギーの大量導入に必要な蓄エネルギー技術の1つとして,圧縮水素,水素吸蔵合金,MCH,アンモニア,液体水素利用と,様々な水素キャリアについて実用に近い規模で研究開発を行っている。本講演では,FREAにおける様々な水素キャリア技術について研究開発の概要を紹介する。
(3)「シーメンスガスタービンの最新技術動向」
(シーメンス(株) 大築 康彦 氏)
近年の事業用大型ガスタービンの開発は各社しのぎを削っており,コンバインドサイクルでの発電効率が60%を超えると言うのが当然と言う時代に突入した。シーメンスとしても,この競争に勝ち残るべく,発電効率65%をターゲットとした新機種のHLクラスを発表した。本講演では,HLクラスガスタービンの技術開発をメインとして,シーメンスが考えている今後のガスタービンの姿を報告させて頂きたいと思っている。
(4)「1700℃級超高温ガスタービンの要素技術の開発」
(三菱重工業(株) 石坂 浩一 氏)
ガスタービン複合発電は,再生可能エネルギーと共存する最もクリーンで経済的な火力発電設備として,重要度が増している。現在,更なる高性能化を図るために1700℃級ガスタービンの技術開発を国家プロジェクトとして実施しており,開発した最新技術の一部は世界初の1600℃級J形ガスタービンや次期高効率ガスタービンの開発に適用している。次世代1700℃級ガスタービンへの適用を目指した技術の事例も含めた開発状況について述べる。
(5)「GEガスタービンの開発動向」
(GE Power 藤本 治貴 氏)
日々変動するマーケット全体の電力需要量や再生可能エネルギーの必要バックアップ容量に応える上で,ガスタービンの信頼性・可動性・保守性を兼ね備えた技術向上が今後も求められる。GEのガスタービンはこのニーズを満たすため,既設のガスタービンプラントや,ジェットエンジンをはじめとした他分野での実績ある技術を組み合わせ,更にそれを現実の運転域を超えた環境条件下で実証試験を行っている。本講演では,このコンセプトに則った様々な運用ニーズに応えられるガスタービン開発状況について述べる。
(6)「航空用ガスタービンにおけるマルチフィジックスCFDシミュレーションの研究動向」
(東京理科大学 山本 誠 氏)
航空用ガスタービンでは,さまざまなマルチフィジックス現象が発生し,その性能や安全性に多大な影響を及ぼしている。本講演では,熱流体が関連するマルチフィジックス現象として着氷,サンドエロージョン,粒子付着に注目し,それらの研究動向,シミュレーション手法,代表的なシミュレーション結果,将来性などについて解説する。本講演が将来のガスタービン開発におけるCFD活用方法のヒントとなれば幸いである。
(7)「次世代ジェットエンジンに適用するグリーンエンジン技術の研究開発」
((国研)宇宙航空研究開発機構 田口 秀之 氏)
次世代の超高バイパス比ジェットエンジンにおいては,コアエンジンの小型化,高負荷化,高温化が求められている。そこで,小型高負荷コアエンジンを想定して,エンジンシステム設計技術,エンジン制御技術,高負荷圧縮機技術,超高温燃焼器技術,超高温タービン技術およびエンジン騒音低減技術の研究開発を進めてきた。本講演では,小型高負荷コアエンジンの目標仕様,要素設計性能,要素実験結果の概要について紹介する。
(8)「HF120ターボファンエンジン開発における高空特性検証」
((株)本田技術研究所 池田 法史 氏)
航空機用ターボファンエンジンの開発において,飛行中のエンジン特性(高空特性)検証が求められる。General Electric社とHondaが共同開発したHF120ターボファンエンジンに対しても,両社の協調のもとに高空特性検証試験を行っている。
高空特性を多角的に検証するために,高空模擬試験装置とフライングテストベッドの2種類の設備を用いた。本講演ではこれらの設備を用いたHF120ターボファンエンジンの高空特性検証について述べる。
(9)「航空エンジン部品に適用される革新的生産技術・材料技術 -川崎重工の事例を中心に-」
(川崎重工業(株) 井頭 賢一郎 氏)
当社は,民需ジェットエンジンについては,Rolls Royce社やPlatt & Whitney社等の開発プログラムに国際共同開発・生産パートナーとして,当初はサプライヤとして参画してきたが,近年は”Risk and Revenue Sharing Partner”として圧縮機,ギア,燃焼器のモジュールを分担している。
講演では,当社が航空エンジンメーカにとって魅力あるパートナーであり続けるために,継続的に推進している最新または独自の生産技術や材料技術に関する研究開発の一例を紹介する。
(10)「航空機エンジン寿命管理部品の設計技術の開発」
((株)IHI 中村 寛 氏)
航空エンジンの寿命管理部品(Life limited part:LLP)とは,エンジン回転部品および静止構造部品で,破損した場合にエンジンを安全に停止することができない状態となる部品である。LLPの破損は大事故につながる恐れがあるため,その設計技術には高い安全性,信頼性が要求される。本講演では,IHIが取り組んでいるLLP設計技術の信頼性の実証および軽量化を目的とした技術開発動向を紹介する。
(11)「エアラインにおけるエンジン不具合防止の取り組み」
((株)JALエンジニアリング 多田 暁 氏)
エアラインにおけるエンジン整備は,エンジンの運転状態をモニターし必要な整備処置を行うオンコンディション・メンテナンス方式を採用している。モニタリング技術の発展とともに,より安全でより経済的なエンジン整備へと進化し,現在ではフライト中の航空機エンジン運転状態モニターにて不具合の兆候をとらえ到着地で整備したり,また,必要により運航時のエンジンデータを収集・解析し,予防整備を行ったりしている。これらのエンジン不具合防止の取り組みについて具体例を交えて紹介する。
7.参加要領:
1)参加費(税込):◆主催および協賛団体会員2日間27,000円1日のみ19,440円
◆学生会員5,400円
◆会員外2日間37,800円1日のみ27,000円
◆会員外(学生)8,640円
◆資料のみ1冊 5,400円(残部がある場合)
2)申し込み方法:申込書(Word版・PDF版)に所属,氏名,加入学協会名,
GTSJ会員は会員番号等必要事項を明記の上,
FAX又はE-mailにて下記事務局宛にお送りください。(申込締切:2018年1月19日(金))
こちらのホームページからも申込ができます。
また,参加費につきましては2018年1月24日(水)までに以下の方法にてお支払いください。
支払い期日に間に合わない場合には,事務局までご連絡ください。
・郵便振替 00170-9-179578
・銀行振込 みずほ銀行 新宿西口支店 (普)1812298
・PayPal(クレジットカード決済) ※後日,支払先情報をメールにてお送りします。
*口座名はいずれも,「シャ)ニホンガスタービンガッカイ」です。
3)事務局:公益社団法人 日本ガスタービン学会
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-5-13-402
Tel: 03-3365-0095Fax: 03-3365-0387
URL: http:///www.gtsj.orgE-mail: gtsj-office@gtsj.org
資料集・ネームカードは当日受付にてお渡しします。